膝蓋大腿関節症とは
原因①脛骨の後方滑り
このMRIは実際に来院されていた方のMRI画像です。内側の方が、外側に比べて、脛骨が後方へと大きく移動しているのが見えるかと思います。このように後方滑りが強い場合、前方の膝蓋腱の張力が強くかかり、膝蓋骨が大腿骨に強く押さえつけられてしまいます。
この場合は、脛骨の前方可動性を作ることで、膝蓋靱帯(膝蓋腱)の張力が調整され、痛みが消失します。
原因②Q角の増大
原因①と一部被りますが、Qアングルが大きくなると膝蓋骨が外方へと押し付けられるため、外方の間接面との衝突すると外方の痛みを起こし、内側支持機構の負担が強くなることによって内側に痛みを起こすこともあります。
大腿骨と脛骨の動きの触診
この検査で荷重時にどのような不均衡な力がかかっているかがわかります。
どの動きが硬く、どの動きが不安定になるかを見ていきます。
脛骨の内側と外側の触診
内側と外側の緊張を見ることで膝蓋骨にかかる力を読み取ります。