Infertility Treatment
Child Care
妊活・出産後育児中のケア 乳幼児の発達ケア
出産時の骨盤の変化
出産時、赤ちゃんは骨盤の中を4回も回旋しながら生まれてきます。
理由として、正常時の骨盤は赤ちゃんが出てこられるような大きなスペース(産道)がないため、赤ちゃんは回旋し、母体は骨盤の形を変化させることで産道を確保します。
ここでは第1次回旋と3次回旋について説明していきます。
第1次回旋の際、赤ちゃんは首を下に向け前後の幅を狭くしながら下に降りてきます。この際母体の仙骨は起き上がり、腸骨は外方に移動することで上方のスペースを作ります。
第2次回旋で赤ちゃんがお母さんと向き合う形になった後、第3次回旋では赤ちゃんが骨盤から頭を出すために首を上に向けます。
この際下方にスペースを作るため、仙骨はうなずき、腸骨は内方に移動し恥骨結合が離開します。
出産後に一定期間恥骨の痛みを感じるのは、まだ恥骨結合が離開し重力の分散がうまくいかないために起こることが多いです。
妊娠中に腰痛や仙骨・恥骨の痛みを抱えている場合、多くの方で仙腸関節の可動性低下や仙骨の傾きなどが起こっています。
痛みを抱えたまま出産を迎えると、赤ちゃんの回旋に合わせた仙骨・腸骨の動きが正常に行われず、産道が狭くなってしまいます。
また、産道が狭いため出産時間が長くなる・通過時の痛みが強いなども起こりえます。
最近発表された論文でも、腰痛などの痛みを抱えたまま出産を迎えた妊婦は痛みがない方に比べて出産時間が長くなる人が多いというデータが出ています。
出産前から身体のケアをすることは、母体だけでなく赤ちゃんがスムーズに外に出られるためにも必要になります。
妊娠中の障害 恥骨の痛み
妊娠中、特に妊娠後期に多いのが恥骨の痛みです。
主に体位変換時で痛みが出ることが多く、どこかに捕まる・介助してもらわないと激痛で立ち上がれない方もいるほどです。
恥骨には内転筋が付着しています。
内転筋は主に足を閉じる筋肉ですが、筋肉の走行によって股関節の回旋作用が加わります。
立っている姿勢に骨盤の回旋が入ってしまう・歩行中の歩幅に違いがある場合、片側の内転筋が過収縮してしまいます。
特に妊娠後期になってくると歩行時にがに股(股関節外旋)になりやすいため、通常時よりも内転筋が収縮しやすい状態になっています。
過収縮を繰り返し行なっていると、付着部である恥骨を牽引し恥骨の痛みや恥骨結合の離開を起こします。
恥骨の痛み 〜仙腸関節〜
恥骨の痛みには仙腸関節も非常に重要になってきます。
妊娠中はリラキシンの影響で関節や靭帯が緩みますが、可動性が元々数ミリ程度かない仙腸関節も例外ではありません。
しかし仙腸関節の緩みに左右差があった場合には恥骨の痛みが起こりやすくなります。
例えば右の腸骨が外旋位で固定された場合、恥骨は前方に押し出された状態になってしまい、恥骨結合離開を起こしやすくなります。
この仙腸関節は恥骨の痛みだけでなく、腰痛にも深い関わりがあります。
腰痛・坐骨神経痛・仙腸関節障害
出産後に起こる仙骨の痛みや坐骨神経痛
出産時、赤ちゃんは回旋しながら骨盤内を通りますが、回旋に合わせて母体の骨盤も変化します。
最終的には骨盤の下部である仙腸関節(下部)・恥骨結合が離開します。
その後3〜4ヶ月かけて元の形に戻りますが、出産後しばらくは靭帯や関節が緩み不安定になっている為、上下の力を分散できずに仙骨や腰の痛みが起こることが多いです。
また、妊娠前のズボンが入らなくなったというのも仙腸関節の下部が開くことが理由の一つです。
今では産後の骨盤ベルトで仙腸関節の下部を固定することが一般的になり、産後の骨盤矯正も普及してきました。
妊娠中に腰痛や恥骨の痛みがない場合には、骨盤ベルトで固定するだけで元に戻りやすいですが、妊娠中に問題があった場合には骨盤や腰椎・股関節を調整することで、産前の骨盤に戻すことができます。
CASE STUDY
症例・実績
不妊治療・妊娠高血圧・出産後のケア
不妊治療に悩んでいた女性、数年にわたるケアのお陰で妊娠することができましたが、妊娠高血圧による25kgも体重増加し、最終的には緊急帝王切開で出産。その後も体調が優れず、来院。 症状として抱えていた足のだるさとむくみを取ることですぐに体調は回復。不妊の悩みも嘘のようにすぐに第二子を授かります。足のむくみが出始め、血圧も上がり、血液検査も悪くなることがありましたが、その都度当院で治療をし、すぐにまた正常に戻すことができ、予定日通りに自然出産。
二児を出産後3ヶ月で仕事を始め、今も元気に子育てと仕事と邁進しています。
(写真は本人から頂きました。某口コミサイトにも記載いただきありがとうございます。)
【症例】
胸椎の治療と腱鞘炎・バネ指との関連性
出産前後や子育て中に起こる事が多い腱鞘炎ですが、抱っこや寝かしつけの姿勢 ・授乳などの姿勢が症状と関連している事がほとんどです。
手や肘にいく【腕神経叢】は脊髄神経から分岐し、頸椎~第1・2胸椎を走行し、鎖骨や肩を通って肘や手に伝達します。
30代 女性
主訴:手のこわばりと痛み
Price
料金
価格
お子様(乳幼児)に対する症状をケアする場合の多くは、親御様への施術とお子様への施術両方が必要となることがあります。
その場合は、お子様へは無料で行わせていただきます。
単発の治療 | 60分 8.300円(税込) |
---|---|
お子様(乳幼児)のみの治療 | 1回 1.500円(税込) |
保険診療 | ぎっくり腰や寝違えなど、捻挫や打撲には保険診療が利用できます。 |
所在地 | 埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201 |
---|---|
最寄駅 | 与野駅 徒歩5分 |
料金 | 保険診療:700円〜 各種健康保険の自己負担額に応じて異なります。 ※不妊治療や出産後の骨盤調整など怪我以外のものは自由診療となります。 |
休み | 日・祝 休み |
受付時間 | 午前: 9:00〜12:30 |
連絡先 | 電話:048-708-2011 |