Hip Joint Injury
股関節の障害
グロインペイン症候群
股関節の障害に対してのポイントとしては、股関節をどのように全体の一部として捉えるか、です。
スポーツ障害としては「グロインペイン」、「股関節のインピンジメント」、「剥離骨折後のケア」
慢性疾患では、「変形性股関節症」、「臼蓋形成不全」、「人工関節手術後の足の痛み」
など様々な方々のサポートをさせていただいています。
グロインペイン症候群
股関節の障害のポイントとしては、
股関節をどのように全体の一部として捉えるか、です。
スポーツ障害としては「グロインペイン」「剥離骨折後のケア」
「股関節のインピンジメント」
慢性疾患では「変形性股関節症」「臼蓋形成不全」
「人工関節手術後の足の痛み」
など様々な方々のサポートをさせていただいています。
「詰まる」・「引っかかる」の原因に【仙腸関節】
骨盤にある「仙腸関節」の状態によって変化する「寛骨臼蓋」

股関節は、仙腸関節を構成する寛骨(凹部)と大腿骨の大腿骨頭(凸部)によって構成されます。
股関節を動かす時、実は大腿骨頭だけでなく仙腸関節も動きます。
この仙腸関節の動きは数度、数センチという単位でしか動かず、意識的に動かせる関節ではありません。
しかし、身体の異常(股関節・腰部の痛み)が起こると、大きく動きすぎる(捻挫)、又は全く動かない(硬結)といった問題が発生している恐れがあります。
その為、一見股関節の障害だとしても、股関節を構成する寛骨(仙腸関節)の状態と、仙骨と隣接する腰部の状態の確認は必須となり、特に「症状の難治、長期化」している場合にはこれらが原因を作っている可能性が高くなります。
仙腸関節障害
「足が重い」は神経系
大きな筋肉が存在する股関節において、筋肉のパワー低下は神経の問題
股関節を支配している神経は坐骨神経と大腿神経の2種類があり、どちらも腰椎が起始部となります。

「足が重くて持ち上がらない」という表現から体を見る上でのポイントは、
◯足を上げる筋肉の強さ − 足を下ろす筋肉の抵抗 = 足の重さ
となるため、出力の強さと抵抗の分析を調べる必要があります。
この出力の強さを測る筋力テストは、熟練してくると神経系の機能を評価することもできるようになります。
当院では、まず筋力テストを用いて、神経系の異常を見つけます。
そして、その神経の経路から障害部位をさらに検査で見つけ治療を行なっていきます。
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過去の怪我も股関節痛の原因に
運動連鎖や筋膜の繋がりを把握することで大局が見えてきます。
「足首の捻挫」や「五十肩」のような症状も自然と身体の使い方を変えてしまいます。

一例をご紹介します。
車の運転中、後ろから車をぶつけられました。
咄嗟にブレーキを踏んだため、その大事故には発展しませんでしたが、その後から首と腰が痛み、右足が重くて上がらなくなりました。
この場合、足首の緊張も見なければなりません。
なぜなら、衝突して受けた力は、まずブレーキペダルを踏んでいる足首から、膝を通って股関節へと向かうからです。
「過去の怪我」だけでなく、外力が加わった時に何処からどのような方向へと力がかかったかを確認して、痛いところだけでなく全身を検査治療していきます。
交通事故の場合、痛い部分は一箇所でも様々な部位に影響を及ぼしていることが多い為、関連している部位を検査することが大切です。
交通事故障害
Point
治療ポイント
3Dで捉えた変位から問題となる筋肉を探る
筋肉は骨と骨を近づける作用があるため、足が固定されている状態で緊張すると骨盤部分を引っ張ります。

足が固定されている状態、つまり地面に足が接地している状態では、足に対して骨盤が動くことで股関節の機能が果たされます。
右足を固定した状態で、
◯短内転筋を収縮させる(左図)と、体幹を足側に引っ張り、骨盤を右回旋、左屈、前傾させます。
◯大臀筋を収縮させる(右図)と、反対側へと体幹を押し出し、骨盤を左回旋、右屈、後傾させます。
筋繊維ごとに骨盤の変位する方向は変わるため、どこかに異常な緊張が残っていると、スムーズな股関節の動きができなくなります。
もちろん左右の股関節の協調運動が大切になってきます。
上半身の不安定による股関節へのストレス
仙腸関節が離開すると体重を支える股関節に対して様々な問題を引き起こします。

仙腸関節が離開する原因には、
①股関節自体の過緊張
②上半身の歪みによる片側にかかる上半身の重み
③出産時の骨盤の離開
があります。
①「股関節と骨盤の変位」で説明した様に、どの筋肉によって骨盤が引っ張られているのかを把握し、改善することで仙腸関節が安定します。
②例えば、右側弯(右凸)があり、体が右側に流れていれば、体重は右の仙腸関節に掛かり続けます。
左肩が下がり、左側に体が倒れ込んでいる場合は、左の仙腸関節に掛かり続けます。
この様な体幹の不具合によってどちらかの仙腸関節に負荷がかかっていると、長時間の同一姿勢により、次第に仙腸関節が開いてしまいます。
③出産後から徐々に固まってくる仙腸関節も、上記の様な問題があると片側だけ安定するのに時間がかかり、開いたままになってしまう方がいます。
関連部位の症例動画
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