首・肩・腕・手の痛み・痺れ

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頚椎・上肢の障害

Cervical Spine and Upper Limb Disorders

このような症状はありませんか?

・首から肩、腕にかけて痛みがある              
・手や指に痺れ、違和感がある                     
・肩を治療しているのに、なかなか良くならない
・肘や手首の痛みを何度も繰り返している       
・腕を上げる、物を持つなど、特定の動作で症状が出る
・野球、テニス、ゴルフなどで肩や肘に繰り返しの負担が掛かる
・画像検査では大きな異常が無いと言われたが、症状が続いている
・ストレッチや運動で、かえって痛みや痺れが強くなる
 
こうした症状は、「使い過ぎ」・「姿勢が悪い」・「年齢による変化」と説明されることがあります。
しかし、同じ仕事をしていても、同じスポーツをしていても、症状が出る人と出ない人がいることから、単純な使用頻度だけでは説明できない、関節の動き、神経の状態、筋肉の働き、身体の使い方などの違いがあります。
 
そして、長く症状が続いている方ほど、「痛い場所」と「負担を生み出している場所」が一致しないことがあります。
 
当院では、現在痛みが出ている場所を見るのではなく、
・どのように症状が始まったのか
・どの動作で症状が変化するのか
・以前にどのような怪我をしているのか
・仕事や日常生活でどのように身体を使っているのか
・スポーツではどのようなフォームになっているのか
 
まで確認しながら、「なぜこの場所に負担が集中しているのか」を一緒に探していきます。

頚椎から手指まで続く神経と運動連鎖

実際の頚椎症の症例画像
 
姉妹店である「にしむら治療院」での症例動画です。
 
まず、症状の出ている場所を治療することが大切ですが、
・数か月治療しても症状が残っている
・治療すると一度良くなるが、しばらくすると戻る
・以前より痛みや痺れの範囲が広がっている
・違う場所にも症状が出るようになった
 
といった経過がある場合は、患部以外にも症状を長引かせている要因がないか確認する必要があります。
 
特に上肢の神経は、頚椎から出たあと、肩周囲を通り、肘・前腕・手首を経て手指まで続いています。
 
その途中で、
・頚椎から手首周辺の神経経路が圧迫される
・関節や筋肉の動きが低下し、神経周辺の動きが悪くなる
 
などが起こると、首だけでなく、肩や腕の痛み、手指の痺れ、左右の感覚さ、力の入りにくさなどが現れることがあります。
 
反対に、手が痺れるからといって必ずしも頚椎だけが問題とは限らないため、「どこに症状があるか」だけでなく、「どこで症状が変化するか」を確認することが重要です。
 
当院では、頚椎から手指までの神経経路に加え、肩甲骨、胸郭、肘、手関節、そして身体全体の動きを確認していきます。

頚椎の障害

頚椎症 頚椎椎間板ヘルニアなどでは、首の痛みだけでなく、
・肩甲骨周囲が痛む
・腕が重い、疼く
・指先が痺れる
・握力が低下したように感じる
・腕を動かしにくい
など、首から離れた場所に症状が現れることがあります。
 
この場合に大切なのは、「頚椎に変形があるか」だけではありません。
頚椎をどの方向に動かすと症状が変化するのか、左右差はあるのか、神経症状を伴っているのか、さらに胸椎や肩甲骨が頚椎の動きを補っていないかなどを確認していきます。
 
画像検査の情報も確認しながら、実際に身体を動かしたときに何が起きているのかを合わせて考えていきます。

 
 

痺れ・力の入りにくさと神経の関係

腕や手に、
・左右で触った感覚が違う
・細かい作業がしにくい
・腕が重い、だるい
 
などの症状がある場合には、筋肉や関節だけでなく神経系の確認が必要になります。
ただし、「上肢の神経は頚部から手指まで続いている」ため、症状と問題点が同じ場所とはにあるとは限りません。
 
そのため、通過する場所を確認しながら、どの動きや姿勢によって症状が変化するのかを見ていきます。

 

肩関節の障害

四十肩五十肩をはじめとした障害では、
・腕が上がらない
・後ろに手が回せない
・服を着替える時に痛む
・夜、肩が痛くて寝れない
 
などの症状が現れます。
 
肩を動かすには肩甲骨と上腕骨、さらに鎖骨や胸郭が協調して動いています。そのため、肩関節そのものの状態が改善しても協調動作が不十分であれば、腕を動かすたびに一部分へ負担が集中することがあります。
 
反対に、肩をかばって肩甲骨や腰を過剰に動かすことで、別の場所に症状が広がるケースもあります。
 
当院では、「肩がどこまで動かせるか」だけでなく、「どのように動かしているか」まで確認します。

 
 

肘関節の障害

テニス肘(外側上顆炎)、 野球肘ゴルフ肘(内側上顆炎)などは、「肘の使い過ぎ」が原因と考えられることが多くあります。
 
しかし、肘に繰り返し負担が掛かっている背景には、
・肩関節の動きが悪い
・肩甲骨が十分に動いていない
・前腕を上手く回旋できない
・手首に必要以上に力が入っている
・スポーツ動作で体幹や下半身から力を伝えられていない
 
といった問題が隠れている場合があります。
 
例えば、テニスのストロークで身体の回旋が十分に使えなければ、その不足分を肘の代償動作で庇います。
パソコン作業、工具を使う仕事、物を持ち上げる作業などでも同様です。
 
そのため、痛みが出ている肘だけでなく、「なぜ肘を使いすぎる動作になっているのか」まで確認することが、再発防止にも重要になります。


 

 

手首・手指の障害

腱鞘炎バネ指では、「手を使い過ぎたから」と考え、休ませたり患部の治療を行うことが一般的で、炎症や腱の状態を確認することは重要です。
 
一方で、治療しても再発する場合には、
・手関節の動き
・前腕の筋緊張
・肘関節の機能
・肩や肩甲骨の動き
・頚椎から続く神経の状態
 
などを確認する必要があります。
手指は身体の末端にあるため、頚椎や肩、肘など中枢側の影響が最終的に現れる場所でもあります。
 
「手が痛いから手だけを見る」のではなく、手に負担が掛かるまでの経路を確認する。
 
これが、症状を繰り返している場合には特に重要です。

 
 

関連部位の検査・施術動画

 

ストレッチや運動で悪化する症状を再評価

 

 
首や肩の痛みに対して、「硬いからストレッチをしましょう」・「筋力が弱いから鍛えましょう」、と言われることがあります。
これらはリハビリを含め、身体機能を回復させるために非常に大切になります。
 
しかし、身体がその運動を正しく行える状態になっているかも同じぐらい重要です。
 
例えば、肩を上げる運動でも、
・肩が大きくすくむ
・肩甲骨だけが過剰に動く
・身体を傾けて腕を上げる
・腰を大きく反らして動きを補う
 
といった代償動作が起きていることがあります。
 
この状態で同じ運動を何度も繰り返すと、本来改善させたい場所とは別の部分に負担が集中することがあります。
また、神経症状がある場合には、強く伸ばす事で痺れや痛みが増すケースもあります。
 
大切なのは、「ストレッチをするか、筋トレをするか」ではなく、「今の身体に何が必要なのか」を判断する事です。
 
当院では、痛みを我慢して同じ動作を繰り返すのではなく、まず負担が集中している理由を確認し、その状態に合わせて治療や運動を選択していきます。

身体全体から考える首・肩・腕の症状

胸郭・腰背部から受ける影響

※関連部位の治療による動作改善

肩の症状なのに、なぜ背中や腰を見るのか不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 
例えば広背筋は、骨盤・腰部・肋骨周囲から上腕骨まで広い範囲に繋がっています。
そのため、胸郭や腰背部の動きが低下すると、肩甲骨や上腕骨の動きにも影響し、腕を上げる動作を妨げることがあります。
 
また、腕を上げる際に胸椎が動かないため、腰を反らして動きを補う方もいます。
 
このような場合、肩だけを動かそうとしても身体は同じ代償動作を繰り返します。
これを防ぐために、必要に応じて「胸椎」・「肋骨」・「肩甲骨」・「腰背部」まで確認します。
 

 

骨盤・仙腸関節から受ける影響

※治療紹介動画                    
骨盤は、その上に続く腰椎・胸椎・頚椎を支える土台です。
 
骨盤の支持や動きに左右差が生じると、立っているときや座っているときに体幹が傾き、そのバランスを補うために胸椎や頚椎の位置が変化することがあります。
その状態が長く続けば、首や肩甲骨周辺の筋肉に負担が集中したり、左右で腕の使い方に違いが起きていきます。
 
もちろん、すべての首や肩の症状が骨盤が原因なわけではありません。
 
しかし、患部の治療をしても同じ症状を繰り返す場合には、症状のある場所だけでは説明できない身体の使い方がないか確認することが重要となります。
 

股関節・膝・足から受ける影響

 

・股関節➝鼠径部痛、グロインペイン
・膝関節➝腸脛靭帯炎(ランナー膝)、膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
・足関節➝扁平足、足底筋膜炎
 
などの障害により、身体が左右どちらかに傾いたり、腕の振り方に左右差が生じる事があります。
こうした代償が積み重ねることで、頚部・肩甲骨・肩関節へ負担が及ぶケースもあります。
 
そのため、当院では必要に応じて、現在の症状だけでなく、過去の怪我、歩行、立ち方、仕事や日常生活での身体の使い方まで確認します。
 

スポーツ・交通事故で起こる上肢の症状

スポーツでは「痛い場所」より「力の伝わり方」を見る

 

野球の投球、テニスのサーブやストローク、ゴルフのスイングなどでは、腕だけで大きな力を作っているわけではありません。
 
足で地面を捉え、下半身で生み出した力を、
下肢➝骨盤➝体幹➝肩甲骨➝肩➝肘➝手
へと伝えていきます。
 
この途中のどこかで動きが低下すると、その不足分を別の場所が補います。
 
例えば、体幹の回旋が不足している状態で投球を繰り返せば、肩や肘が必要以上に動かなければなりません。
その結果、「フォームを直しているのに痛い」・「休むと良くなるが、競技に戻るとまた痛む」という状態になることがあります。
 
スポーツ障害では、痛みがある組織を確認することに加え、「なぜその場所に負担が集まるフォームになっているのか」を見つけることが重要です。
 
当院では競技動作を確認しながら、関節可動域、神経系、下半身から上半身への運動連鎖、代償動作などを評価していきます。
 

交通事故後に首から肩・腕へ症状が広がる理由

 

衝突の瞬間に頭部や頚部に大きな力が加わると、一般的に「むち打ち」と呼ばれる状態になる事があります。
 
その後、
・肩甲骨周囲が痛くなった
・腕が重く感じる
・手が痺れるようになった
・握りにくい、力が入りにくい
 
など、症状の範囲が徐々に広がる場合があります。
これは、頚椎周囲の関節や筋肉、靭帯だけでなく、神経が通る周辺組織にも負担が加わった可能性や、痛みを避ける姿勢が長く続くことで、本来は問題のなかった肩や背部にまで動きが変化することもあります。
 
さらに、シートベルトによって胸部や肋骨周囲への強い力が加わるケースもあるため、「首が痛いから首だけを見る」のではなく、事故時に身体にどの方向から力が加わったのかを調べることも重要です。
 
当院では、事故時の状況、症状の変化、頚椎・胸郭・肩甲骨・上肢の動きなどを確認しながら状態を確認していきます。
 
 

関連ブログ交通事故後に続く、首・肩甲骨・腕の痛み

長く続く症状には、「なぜ治らないのか」を調べることから始めます
首、肩、肘、手首、手指。
症状が出ている場所は同じでも、その原因や身体の状態は一人ひとり異なります。

患部の治療で改善する症状もあれば、「そこに負担を掛け続けている別の問題」を見つけなければ、何度の繰り返してしまう症状もあります。

当院では、患部の状態
+関節の動き
+神経の状態
+身体の連動
+日常生活やスポーツでの動作

を組み合わせて評価します。

「いろいろ治療してきたが、まだ症状が残っている」
「一度良くなったが、同じ場所を何度も痛める」
「画像では大きな問題はないと言われたが、痛みや痺れが続いている」
場合には、一度これまでとは違う視点から身体を確認してみることも一つの方法です。

症状だけを追いかけるのではなく、その症状が続いている理由を一緒に探していきます。

※関連項目➝『下肢の障害について

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